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Apple製品,技術系の話をするブログ

【USB-C、MagSafe...】増えすぎたAppleデバイスの充電規格まとめ

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自分でまとめてて混乱してきました。

皆様、Apple製品を正しく充電していますか?

Apple製品をたくさん買っていたり、定期的に買い替えている人の中で、自分の持っているApple製品の充電性能を正しく把握している人はどのくらいいるのでしょうか?

案外、忘れていたり、気づかないでいるかもしれません。

せっかく搭載されている機能なんですから勿体無い。

そこで改めて、今発売されている / 過去数年に発売されたApple製品の充電方法をまとめてみました。

本当は自分で充電器を買おうと思って、情報を整理していたのですが、あまりに量が多くて、とうとう1つの記事を書く羽目になりました。

iPhone

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iPhoneはiPhone5以来Lightning端子を搭載し続けています。

メインの充電方法はこちらですが、iPhone 8より背面がガラスになり(戻り)、ワイヤレス充電に対応しました。

また、これと同時に、内部の充電回路構成が変更され、USB-Cを利用した高速充電に対応しました。

また、時が経ち、iPhone12からは背面に磁石が搭載され、MagSafe充電に対応しました

これらをまとめると以下のようになります。

Lightning Lightning
(USB-Cから)
Qi MagSafe
iPhone SE 2nd 12W 18W 7.5W
iPhone 11/11 Pro/Max 12W 18W 7.5W
iPhone 12/13 mini 12W 20W 7.5W 12W(18.3W)
iPhone 12/13 12W 20W 7.5W 15W(20W)
iPhone 12/13 Pro/Max 12W 20W 7.5W 15W(20W)

このワット数ですが、あくまで充電器が出せる最高出力であって、充電中大きく変動します。

あくまで目安とお考えください。

MagSafeはQiと同じくワイヤレス充電ですが、急速充電に対応しています。

support.apple.com

iPhone 12シリーズでは、推奨の急速充電アダプタが20Wに引き上げられました。

MagSafeのワット数は、そのアダプタを使用しないと、MagSafeを最大出力で使用できないという意味です。実際にそのワット数で充電されるわけではありません。

ワイヤレス充電はロスがあることもあり、Appleは20Wの充電器を用いて15WのMagSafe充電ができるといっています。

iPhone miniに関しては、サイズが小さい関係で、MagSafe充電出力が12Wに落とされているらしいです。

support.apple.com

AirPods / AirPods Pro

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AirPodsシリーズは非常にわかりにくいです。

AirPods第1世代、第2世代 with Charging Case

AirPodsは当初Lightning充電にのみ対応する形で発売されました。

ところが2019年3月のイベントで以下の商品が発売されました。

  • AirPods with Wireless Charging Case
  • AirPods with Charging Case
  • Wireless Charging Case for AirPods

これらはそれぞれ、 * AirPods第2世代と新たにワイヤレス(Qi)充電に対応したケースの組み合わせ * AirPods第2世代と今までと同じLightning充電のみ対応のケースの組み合わせ * 新たにワイヤレス(Qi)充電に対応したケース単品(第1世代でも使用可能)

です。よってAirPodsの第1世代、第2世代は、「どの世代を買ったか」に加えて「どの世代のケースを買ったか」の情報も必要となります。

Apple、第2世代AirPodsを発売!ワイヤレス充電に対応、音質も向上 - iPhone Mania

AirPods Pro

AirPods Pro 初代は2019年に発売されました。それから2年経った今でも、「メジャーな」アップデートはされていません。

ところが、2021年3月にマイナーなアップデートが入っています。

AirPods Proに付属するケースが更新され、新たにiPhoneのMagSafeチャージャーに対応しました。

AirPods Proも微妙に更新、MagSafe充電ケース同梱へ。価格は据え置き - Engadget 日本版

この前後で製品名は変わっておらず、シリアル番号による判別が必要です。

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AirPods第2世代の時と異なり、このケースの単品販売はされていません。

以上をまとめると、以下の表の通りになります。

Lightning Qi MagSafe
AirPods 第1世代
AirPods 第1世代+新ケース
AirPods 第2世代
AirPods 第2世代+新ケース
AirPods 第3世代
AirPods Pro
AirPods Pro+新ケース

AirPodsシリーズだけで、7通りの組み合わせがあることになります。

AirPodsシリーズには特段急速充電をうたっている機種/ケースはありません。

標準的な充電器であれば、充電速度は変わりません。

Apple Watch

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Apple Watchは登場以来一貫して専用充電器を必要としています。

iPhone Xの発表当時にAirPowerというiPhoneもAppleWatchも充電できる充電器の発売が予告されましたが、結局発売が断念されました。

Apple Watchの充電には必ず専用充電器が必要です。

Apple Watch Series 7以降では、新たに専用のUSB-C充電ケーブルと18W以上のUSB-C充電器を使用した場合に、急速充電ができるようになりました。

support.apple.com

専用(USB-A) 専用(USB-C)
Apple Watch 〜第6世代
Apple Watch SE
Apple Watch 7 ◎(18W)

iPad

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iPadは無印のシリーズのみLightningコネクタを採用し、それ以外はUSB-Cコネクタを採用しています。

いずれもUSB-Cコネクタの充電器から接続することで最大30Wの充電が可能です。

USB-C
(USB-Cから)
Lightning
(USB-Aから)
Lightning
(USB-Cから)
iPad 第9世代 12W 30W
iPad mini 第6世代 30W
iPad Air 第4世代 30W
iPad Pro 11 第3世代 20-30W
iPad Pro 12.9 第5世代 20-30W

Mac

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Macは2015年以降、順次USB-Cを採用し始め、これまでのMagSafe 2を廃止しました。

しかしながら2021年になり、MacBook Proラインナップの一新とともにMagSafe 3を登場させました。

新しいMacBook ProではUSB-C充電が引き続き実施できるほか、MagSafe 3による充電もサポートしています。

なお、MacBook Pro 2021 16インチモデルには140Wの巨大な充電器が付属しますが、この電力は USBの旧来規格(USB PD 2.0)の上限の100Wを上回っています。

そのためか、USB-Cによる充電は最大96Wまでに止まっているようです。

USB-C MagSafe
MacBook Air 2021 30W
MacBook Pro 〜2020 13 60W
MacBook Pro 〜2020 16 96W
MacBook Pro 2021 14 96W 96W
MacBook Pro 2021 16 96W 140W

以上のまとめ

これらを全て1つの表に無理やりまとめると次のようになります。

USB-A /
Lightning
USB-C /
Lightning
any /
Qi
USB-C /
iPhone MagSafe
USB-A /
Apple Watch
USB-C /
Apple Watch
USB-C /
Mac MagSafe
USB-C /
USB-C
iPhone SE 2nd 12W 18W 7.5W
iPhone 11/11 Pro/Max 12W 18W 7.5W
iPhone 12/13 mini 12W 20W 7.5W 12W(18.3W)
iPhone 12/13 12W 20W 7.5W 15W(20W)
iPhone 12/13 Pro/Max 12W 20W 7.5W 15W(20W)
AirPods 第1世代
AirPods 第1世代+新ケース
AirPods 第2世代
AirPods 第2世代+新ケース
AirPods 第3世代
AirPods Pro
AirPods Pro+新ケース
Apple Watch 〜第6世代
Apple Watch SE
Apple Watch 7 ◎(18W)
iPad 第9世代 12W 30W
iPad mini 第6世代 30W
iPad Air 第4世代 30W
iPad Pro 11 第3世代 20-30W
iPad Pro 12.9 第5世代 20-30W
MacBook Air 2021 30W
MacBook Pro 〜2020 13 60W
MacBook Pro 〜2020 16 96W
MacBook Pro 2021 14 96W 96W
MacBook Pro 2021 16 140W 96W

いかがでしょうか?

こうしてみると本当に種類が多いです。

そして、Apple製品で統一しても、たくさんのケーブル・充電器を持ち運ぶ必要があることがよくわかります。

また、Apたくさんの充電規格のうち、USB-CとQi以外は基本的にAppleが独自に開発したものです。

にもかかわらず、磁気充電系の規格が乱立しており「MagSafe」の名前まで被っています。

本当にやめていただきたい。

せめてApple Watchに関しては、Qiで充電できるようにしてほしいものです。

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