環境
- MacBook Pro Mid 2017 15"
- macOS 10.14 Mojave beta
- Raspberry Pi 3 Model B
- Raspbian stretch 9.4
- Wi-Fiルーターを介したWi-Fi接続
- ( テザリングではできません)
homebrewがインストールされていない場合
homebrewとはmacOS版のapt-getのようなものです.
homebrewがインストールされていない場合は以下の手順でインストールしてください.
brew -v
でエラーが出なければインストールされています.
準備
macのターミナルで作業
osxfuse をbrew cask (brewのGUIアプリなどへの拡張)コマンドでインストール
brew cask install osxfuse
sshfsをインストール
brew install sshfs
RaspberryPiのターミナルで作業
ifconfig
コマンドでRaspberry PiのIPアドレスを確認します.
無線であればwlan0の項目にあるinet xxx.xxx.xxx.xxx
のような3桁以下×4の数字
有線であればeth0にあるinet以降の数字です.
実行
ターミナルで以下のようにコマンドを入力します.
sshfs pi@xxx.xxx.xxx.xxx:/ ~/Desktop/sshRaspberryPi
ここで * pi : Raspberry Pi のユーザ名 * xxx.xxx.xxx.xxx : Raspberry Pi のIPアドレス * (IPアドレス:の後の)/ : Raspberry Piのどのディレクトリを読み込むか * ~/Desktop/sshRaspberryPi : macのどこにRaspberry Piのフォルダを作るか
の4箇所は目的の用途に変える必要があります(普通はIPアドレス以外はそのままでも動きます).
コマンドを入力すると
pi@xxx.xxx.xxx.xxx's password:
などと出てくるので,Raspberry Pi のパスワードを入力します(デフォルトはraspberry).
これを行うと,デスクトップに"OSXFUSE Volume 0 (sshfs)"というフォルダができます.
これをクリックして開くとRaspberry Piの中身が出てきます.
もし何も表示されない場合には一度下記の手順でumountしたあともう一度接続してみてください(筆者の環境ではなぜか5回に1回ほど失敗します).
home → pi と進むことで,いつもお馴染みのフォルダが出てきます.
mac上のファイルのように扱えますが,あくまでRaspberry Piに遠隔でアクセスしている状態なので,くれぐれもファイルの取り扱いには注意してください.mac側でファイルを変更するとRaspberry Pi側も消えてしまいます.
終了時は,
umount ~/Desktop/sshRaspberryPi/
("~...Pi/"の部分は接続のときに入力したmacのディレクトリ)
で接続を解除できます.
上記のようにディレクトリを入力した場合,デスクトップに"sshRaspberryPi"という空のフォルダが残ってしまいますので,ゴミ箱に捨ててください.