実際にやってみた勉強法
1. 科目を選ぶ
最初は全科目の基礎となる理論がおすすめです.得意そうな科目があれば,それから始めれば問題ありません.
2. 過去問を見て絶望する
選んだ科目の過去問を開いてみます.どうせしょっぱなから解けるわけありませんが,敵を知るのは重要なことです.
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3. 参考書の中で,できそうな範囲半分に絞る
各科目,何かしらの参考書は買うべきでしょう.私はオーム社のものを使っていましたが,好みで選ぶべきです.
- 作者: 塩沢孝則
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2014/03/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 古川英夫,重藤貴也
- 出版社/メーカー: オーム社
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完全マスター電験三種受験テキスト 電力(改訂2版) (LICENCE BOOKS)
- 作者: 植地修也
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- 作者: 大谷嘉能,伊佐治圭介
- 出版社/メーカー: オーム社
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比較的簡単だな,身近だなと感じた範囲半分に絞ります.残りのページは本に×などと書き込んでもいいですし,やらなくていいことを体感できるようにしましょう.私は マスキングテープで封をしました .
半分封をした意味ですが,「この範囲だけ確実にやれば受かる」ことを理解するためです.50%を得点し,さらに残りの範囲を適当に丸すれば,65点くらいは狙えます.まずは範囲を絞って学習しましょう.
4. 解けそうな過去問から順に解く
何年度を1問目から,などではなく,適当にめくってできそうな問題からやりましょう.やった問題には,小さく○を書くなど,達成度を把握できるようにしましょう. 問題の隣に解答があれば,遠慮なく見ながら考えましょう.ただし見るだけではなく,過去問自体やノートなどに書き込みながら考えましょう. 1年分の問題には手をつけないなど,問題を出し惜しみするのは,無駄なのでやめましょう.
過去問題集は,電気書院が見やすくて圧倒的におすすめです.答えが隣にあるのでカンニングしながら解けます.効率が段違いです.
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5. 飽きたら別の本を読んでみる
過去問に飽きたら,たくさん買った参考書を読んでみましょう.電力や機械は写真付きの本を見ながらだと,実際の場面を思い浮かべながら,知識を蓄えられます.例えば以下のような.
モータの種類ごとの特性を,原理や構造をわかりやすく図解で示しながら,理解できました.
最新版 モータ技術のすべてがわかる本 (史上最強カラー図解)
- 作者: 赤津観
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たくさんの電力機器や送電技術を図解で一気に記憶できました.普通に面白い本です.
- 作者: 谷腰欣司
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6. 飽きたら別の科目で1〜5をやる
受かるには4科目必要なので,まず理論を完璧になどと考えず,飽きたらどんどん別の科目も鍛えましょう.躊躇している暇はありません.
7. ある程度全科目触れてきたら封をした部分に手をつける
封を開けるのは最終段階です.残りの範囲は点数を上げて安心するためのオプションにすぎないことを理解しながら,目を通していきましょう. 多分,他の科目の勉強などを通して,以前より理解しやすくなっていると思いますので,簡単な部分と,依然として難しい部分でわけて考えましょう.
8. 試験会場に行く
とにかく受験しましょう.勉強が足りてないかどうかを判断する意味でも,諦めずに会場にいきましょう.
その他
電卓は適度な大きさで好きなものを選びましょう.太陽電池だけではレスポンスが悪くストレスが溜まります.電池入りを選びましょう.
カシオ スタンダード電卓 時間・税計算 デスクタイプ 12桁 DF-120GT-N
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結果
1年目は春から勉強を始め,秋の試験では「理論」「電力」「機械」に合格しました.法規は1問たりませんでした...
翌年は応用情報技術者試験と電験2種にも申し込みながら勉強し,「法規」も合格しました.
説得力には欠けますが,法規で油断しなければ1年で取得できていたのでは無いでしょうか. 私の経験から言って,2年目はめちゃめちゃモチベーションが下がります.
モチベーション維持のための有効な手立てを講じない限りは2科目ずつ2年かけて取るという考えはおすすめしません.
私の場合は,法規だけの勉強だと他を忘れてしまうので,電験2種の1次試験を受けました(そっちの結果は,モチベーションが低かったこともあり,ボロボロでした).